「点と点が線になる瞬間」緻密な仕事が会社を支える。経理 角川が語る成長実感

「点と点が線になる瞬間」緻密な仕事が会社を支える。経理 角川が語る成長実感
インタビューされた人
角川 芽依(2023年入社)
テーマ
経理部で大切なことと、成長実感

三和エナジー経理部 西日本オフィスの角川芽依さんにお話を伺いました。

――入社の決め手を教えてください

4回生の春先に、友人がエネルギー業界を見ていたこともあり、たまたまマイナビで三和エナジーを見つけて応募しました。

惹かれた理由は2点あります。
1つ目は、一次面接の採用担当の方が一年目から採用を任されており、「若手がチームに貢献できる環境」があると感じたこと。
2つ目は、のびのびとしていて、わいわい働ける社風に魅力を感じたことです。

――入社前後のギャップはありましたか?

入社後も若手が活躍していて、雰囲気の面ではギャップはありませんでした。

一方で、想像以上に経営のスピード感がある点は良いギャップでしたね。お客様のニーズに応えるため、次々と仕組みが整備されていくスピードにワクワクしています。

バックオフィスであっても、新規事業や事業統合を支えるためにスピーディーで正確な処理が求められます。経理が出張に行く機会があるのも珍しいのではと思います。

――経理部はどんな部署ですか?

一言で言うと、「お金の流れ」を記録・管理・報告する部署です。
現金だけでなく、資産・負債など、企業活動に関わる価値あるすべてを扱います。

――現在担当している業務内容を教えてください

担当業務は 現金管理・月末振込・預金報告・新人育成 です。

当社の西日本経理では、業務を縦割りにし、担当者が一連の流れを最初から最後まで担う仕組みをとっています。

現金管理

現金でお支払いされるお客様からお預かりするお金や、支店に常備されている小口現金の管理です。日々の計数や会計入力を行い、差異が出ないよう徹底しています。

月末振込

1か月間の経費を精査し、振込セットを行います。ユニフォームや名刺の発行料に加え、当社ではタンクローリーの修理・車検が多く、配送部の支店長と請求内容の確認を行ったうえで支払い処理をします。

新人育成

25卒の後輩の引き継ぎや日々の質問対応です。部署全体で新しい仲間をフォローしています。

――他部署との関わりも多いのでしょうか?

はい。
配送部のほか、請求書を発行する業務部とも深く関わります。また、従業員の皆さんとも経費精算を通じてやり取りがあります。

――後輩の様子はいかがですか?

とにかく質問をたくさんしてくれますし、前向きで度胸もあって、見ていて気持ちが良いです。「ラーメン行きませんか?」と誘ってくれることもあり、プライベートでも仲良くしています。

――新人育成で大切にしていることは?

経験上、「聞くことをためらう時間はもったいない」と感じています。


だからこそ気兼ねなく質問でき、得たことを活かして実践できる環境づくりのため、マニュアルや資料を使って説明したり、質問の時間をつくったり、仕事以外でも話しかけやすい関係づくりを意識しています。

――経理部の雰囲気は?

西日本経理はとても話しやすく、さまざまなタイプの人が自分らしく働いています。

和やかな雰囲気の和泉府中オフィス

――繫忙期はいつですか?

月次では 月初(経費精算・会計入力の締切)月末(振込確認) が忙しいです。
年次では、当社は9月決算のため、10~11月末の決算処理が繁忙期にあたります。

――営業経験が活きていると感じる瞬間はありますか?

あります。
専門用語が多い業界なので、営業経験があることで「どんな商材を扱い、どんなルートでお金が動いているのか」が想像しやすいです。

中途入社の方でも、経理の専門知識があっても商材や現場のイメージがつかみにくいことがあるので、営業経験が役立っています。

――経理の仕事でやりがいを感じる瞬間は?

以前は理解できなかったことが、“ある瞬間に”理解できたときです。

経理は一気にすべてを理解するのではなく、点と点がつながり、「あ、そういうことか」と腹落ちする瞬間がある。伏線回収のような感覚ですね。

営業のように成果が数字で表れるわけではありませんが、日々の積み重ねによる成長を実感でき、その成長が実務で役立った瞬間にやりがいを感じます。

点と点が繋がって線に

――経理の難しさはどんな部分ですか?

ひとつひとつの処理の意味を理解している必要があることです。
理解しないまま進めると、“ズレ”につながるからです。

例えば、経費支払を処理する際、経費の計上だけでなく、紐づく支払口座を正しく選ばなければ、複数の口座の残高がズレることがあります。
だからこそ、簿記知識などの継続的な学びが欠かせません。

――経理に向いているのはどんな人?

適当に終わらせない人です。
あいまいなまま処理する、ズレを放置する――これは経理では禁物です。

分からないことを気軽に相談できる環境が整っているので、「分からない」をすぐ共有できる人は向いていると思います。

――意外と必要だった能力は?

7時間、机とパソコンに向かう体力です(笑)
数字を見続けると目や肩が疲れてしまうので、忙しい日は朝からコンビニでいろいろ買い込んで備えています。

――Excelはどの程度必要ですか?

できればできるほど良いです。
膨大なデータを扱うので、関数やマクロは業務効率化に大きく貢献します。

――今後の展望・キャリアについて教えてください

まずは経理業務を一通り経験し、押さえるべきポイントと全体像を把握したいです。

そして将来的には、業務効率化やフロー改善に貢献したいですね。
会社が大きくなるほど入出金や従業員数も増えるため、作業量を支えられる組織づくりにも携わりたいと考えています。

――最後に、学生へのメッセージをお願いします

就活中はまわりの就活生や優秀な同期がすごく見えて、不安になることもあると思います。

でも、誰にでも「自分だけの強み」が必ずあります。
社会人になると会社で過ごす時間が長いので、“自分らしく働ける場所”を選ぶことが大切です。

皆さんがのびのび働けるようサポートしますので、前向きな気持ちで飛び込んできてください。

編集後記

できることが増え、視野が広がる。ひとつずつ丁寧に積み重ねる。
緻密な仕事で会社を支えながら、自分の可能性を広げていく角川さんの姿が印象的でした。

丁寧さと誠実さを武器に、成長途上の会社を“土台から支えたい”——
そんなあなたのご応募をお待ちしています。

2025.11
文・編集:新卒採用チーム