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取材日:2026年8月7日
INTERVIEWEE
岡山大学病院
医療系事務部 施設課
維持保全電気担当 施設系主査 仮屋様
INTERVIEWER
三和エナジー株式会社
営業部 担当営業 原田
管理部 髙井
管理部 道下
150年以上の歴史を受け継ぐ岡山大学病院
――岡山大学病院の基本理念や設立経緯を教えていただけますでしょうか。
岡山大学病院の基本理念は、「高度な医療をやさしく提供し,優れた医療人を育て,社会・地域の持続的な健康増進に貢献します。」としております。
岡山大学病院は、明治3年に岡山藩医学館大病院として開設されて以来、150年以上の歴史と伝統を受け継いできた病院です。
――施設課の役割を教えてください。
岡山大学病院全体の設備の維持・保全を担当しております。
――設備の維持・保全を行うにあたって、大切にされていることは?
利用者の皆様、患者さんが困らないように、予防保全的に修繕することを考えております。
非常用発電設備を支えるA重油
――貴院で取り扱っている油種は?
A重油となります。
――保有量はどのくらいでしょうか?
24,000Lと40,000Lの地下タンクとなります。
――どのような用途で使用されていますか?
どちらも非常用発電設備用となります。
その他の常用兼非常用発電設備と合わせて、院内6割程度の電力を維持することが可能となっております。
――連続稼働はどの程度ですか?
72時間、3日分となります。
――実際に非常用発電設備が稼働したことはありますでしょうか?
電力会社が起因する停電が数回発生しており、その際に1~2時間程度、稼働しております。
長期保管される燃料への不安からロカクリーンへ
――ロカクリーンを実施するきっかけを教えてください。
非常用発電用に設置した地下タンクが設置から30年近く経過しており、長期保管について課内で課題となっておりました。
重油の調査をしたくとも業者が見つからない中、インターネットで検索する中で御社のホームページを確認し、問い合わせをしました。その際のレスポンスが良かったため、色々と相談させていただきました。
――具体的にどのようなことを懸念されておりましたか。
発電設備を稼働させるにあたって、燃料内の不純物に対する影響が分からず、それが原因で発電設備が故障することも心配でありました。
事前に相談した際には、長期保管されたA重油について、スラッジや水分がタンクの底に沈殿することなどについて説明を受けました。
また、重油の成分分析と使用可否の評価をしていただけることも分かり、燃料の状態を確認することから始めることになりました。
分析結果と目に見える変化で得られた安心
――実際にロカクリーンを実施してみての感想はいかがでしょうか?
作業後に目に見えて不純物を確認でき、目に見えてキレイになったことが確認できました。
また、分析結果によって定量的にお示しいただき、安心することができました。
事前の分析ではスラッジの量が基準値を超えていることが分かりましたが、ロカクリーン実施後の分析では、スラッジの値がとても少なくなり、基準値以内になっていることが確認できました。
――ロカクリーンを実施することで、燃料について感じていた不安に変化はありましたか?
当初は「地下タンク内の重油の成分に問題がないのか」という漠然とした不安を抱えておりました。
今回、長年の経験やデータを踏まえて、定量的に評価・分析していただき、とても安心することができました。
実際にロカクリーンをしていただき、除去できたスラッジの現物も確認させていただきましたので、目で見ても変化を確認することができました。
設備が「壊れる前」の予防保全へ
――今後のメンテナンスの方針はいかがでしょうか?
今回は1基のみの実施でありましたが、もう1基も実施を検討しております。
また、今回実施したタンクにおいても、周期はこれからとなりますが、定期的にメンテナンスできればと考えております。
当院には比較的経年が浅い重油地下タンクがまだあるため、計画的にロカクリーンを実施する必要があると感じております。
――今後、設備の維持管理について、力を入れていきたいことはありますか?
設備が「壊れる前」に予防保全的に維持管理できればと考えております。
現場スタッフの対応にも安心感
――濾過作業をする現場スタッフの印象はいかがでしょうか?
消防の方も立会いされましたが、現場内での対応も問題なく、事前の申請まで漏れなく対応いただき、助かりました。
――弊社の担当営業の印象はいかがでしょうか?
大変満足しております。
一つの問い合わせから大変親切に対応くださり、大変助かりました。
災害時の燃料供給も今後の課題に
――災害時・緊急時の給油体制はいかがでしょうか?
現状は契約までの締結に至っておりません。
今後はBCPの一環として検討を進めていく考えではあります。
――今後、三和エナジーに期待することはありますか?
ロカクリーンのみならず、災害時の燃料供給について、相談にのっていただけると幸いです。
カーボンニュートラルに向けた取り組み
――環境負荷低減について、何か取り組まれていることはありますでしょうか?
岡山大学としてカーボンニュートラル宣言を行っており、当課としては、照明のLED化や高効率の空調を採用するなど、ハード面から対応しております。
また、本部としては太陽光発電システムの活用も行っております。
――弊社では環境負荷低減燃料のバイオ燃料を取り扱っておりますが、いかがでしょうか?
燃料を常時使用する用途が限られるため、採用が難しい状況であります。

編集後記
今回の取材では、岡山大学病院様の設備を支える施設課の皆様から、非常用発電設備と燃料管理についてお話を伺いました。
特に印象的だったのは、長期保管されているA重油に対する「大丈夫なのか」という不安を、分析によって状態を確認し、ロカクリーンによって実際に不純物を除去することで、安心につなげられた点です。
「設備が壊れる前に」という予防保全の考え方は、非常時に必要となる発電設備だからこそ、より重要になるのだと感じました。
今後はロカクリーンによる燃料管理に加え、災害時の燃料供給についてもご相談いただけるよう、三和エナジーとして引き続きサポートしていきたいと思います。