track record実績
移動式クレーンのリースを中心に、オペレーター付きで全国各地の現場へクレーンを配備し、建設資材の運搬や大型機械類の組立・据付まで幅広く手掛けるサイガ様。
最大1,600tのクレーンを保有し、豊富な機械力を強みに、プラントをはじめとするさまざまな現場を支えています。
今回は、創業からまもなく60年を迎えるサイガ様に、事業の強みや安全への取り組み、印象に残る現場、そして事業を支える燃料についてお話を伺いました。
インタビュー協力
株式会社サイガ様
業務管理部 部長 川副様
経営企画部 係長 岡村様
インタビュアー
三和エナジー株式会社
営業部 担当営業 熊木
管理部 道下
取材日:2026年7月10日
全国の現場を支える移動式クレーン事業
――会社概要を教えてください。
主な事業は、移動式クレーンのリース業です。
オペレーター付きで全国各地の現場に移動式クレーンを配備し、楊重作業などを実施しています。
そのほかにも、鉄鋼やPCをはじめとする建設資材の運搬、大型機械類の組立・据付まで、現場をトータルでサポートしています。
豊富な機械力を強みに、大型クレーンの導入も推進
――サイガ様ならではの強みは、どのようなものでしょうか。
機械の種類の多さ、そして保有する機械の数の多さです。
さらに、機械の大型化も推進しています。
最大1,600tのクレーンを保有しており、日本に4台しかないクレーンのうち1台を当社が保有しています。
このクレーンについては、今年8月に現場へ入る予定となっています。
――どのような現場でクレーンを利用されるのでしょうか。
主にプラントでの作業に利用いただいています。
大型クレーンを扱うからこそ「安全第一」
――これまでも多くの現場で施工実績があるかと思いますが、サイガ様が重視されている点はありますでしょうか。
「安全第一」が一番です。
大型クレーンになれば、組み立てに20日間を要し、大型トレーラーも80台必要となります。
当然ながら、撤去する際にも同様の日数を要しますので、現場を円滑に進めるためにも、安全は最優先となります。
福島第一原発の災害復旧現場で得た経験
――これまでに印象に残っている現場はありますでしょうか。
福島第一原発における災害復旧現場です。
オペレーター付きで現場へ派遣し、オペレーターは防護服を着用し、機械自体も鉛で特殊にカバーするなど、放射線量に留意しながらの作業となりました。
工期としては、4~5年にわたって携わりました。
「燃料がなければ動かない」クレーン事業を支える燃料
――機械を稼働させるにあたって、燃料はどのような存在でしょうか。
なければ動きません。業務が止まってしまいます。
中東情勢の際には、燃料の供給について不安を感じました。
クレーンをはじめとする機械を稼働させるためには燃料が必要であり、燃料の安定供給は事業を継続するうえでも重要です。
全国どこでも手配できる安心感
――燃料配送会社を選定するにあたって、重視するポイントを教えてください。
地方であれば、地方特性上の理由がある場合には地元企業へ依頼します。
ただし、特段の理由がなければ、全て三和エナジーへ依頼しています。
――旧ヒラオカ石油時代からのお取引のきっかけを教えてください。
もともとは関西エリアで別の燃料配送会社を利用していましたが、さまざまなトラブルがあり、旧ヒラオカ石油と平成24年頃からお付き合いしています。
――三和エナジーの印象はいかがでしょうか。
配送面において、夜間配送など無理をお願いすることもありますが、臨機応変に対応いただいています。
――ヒラオカ石油から三和エナジーに変わって、何か変化はありますでしょうか。
特段ありませんが、どこの地方へ行っても手配していただけることは助かっています。
燃料配送会社を探す手間がなくなったこともありがたいです。
人材確保とオペレーター育成への取り組み
――近年、2024年問題もあり、建設業では人手不足が課題かと思いますが、どのような取り組みを行っていますか。
毎年、新卒採用にも取り組んでいますが、思ったようには採用できていないのが現状です。
――オペレーターの採用はどのように行っていますか。
求人媒体を通じて採用活動を行っています。
資格の保有有無に関係なく募集しており、入社後に経験を積んでもらっています。
人によって異なりますが、最低でも一人前になるまでには半年から1年ほどを要します。
――オペレーターの人数はどのくらいですか。
グループ全体で70名強です。
従業員約150名のうち、半数以上がオペレーターとなります。
――女性のオペレーターの方はいらっしゃいますか。
現在はおりません。
ただ、以前他社でオペレーターを経験していた方が、子育て中に事務職としてサイガへ入社し勤務されています。
いずれはオペレーターとして復帰したいという想いを持って業務に取り組んでいただいています。
現場ごとのルールを徹底し、安全を守る
――安全への取り組みを教えてください。
現場によってルールが異なるため、それぞれの現場に沿ったルールを遵守することを徹底しています。
また、オペレーターごとに班編成を組んでおり、ヒヤリハットの共有を行っています。
さらに、LINE WORKSを活用した情報共有や教育も推進しています。
日々の情報共有を通じて、現場で起こり得る危険や注意点をオペレーター間で共有し、安全への意識を高めています。
環境負荷低減に向けた取り組み
――バイオ燃料への取り組みがあれば、教えてください。
現時点においては、バイオ燃料の採用について、機械メーカーの補償がネックとなっています。
一方で、燃料についてはK-S1を採用し、燃費向上による環境負荷低減に取り組んでいます。
――ほかにも環境への取り組みがありましたら、教えてください。
現場内におけるアイドリングストップやエコドライブ、最短の運行ルートの活用などに取り組んでいます。
また、自社の整備工場による機械の定期メンテナンスを行い、未然に故障を防ぐことで、環境負荷の低減にも努めています。
若手を増やし、より良い会社環境を目指す
――今後の展望やチャレンジしたいことがありましたら、教えてください。
若手の人材を増やしていき、会社全体の運営を円滑にしていきたいと考えています。
そのためにも、会社環境や働く環境をより良くしていきたいです。
急な依頼にも応えてくれる存在として
――三和エナジーに期待することがあれば、教えてください。
現在も対応いただいておりますが、急な依頼にも対応いただけることを、これからも継続していただければ幸いです。

編集後記
今回のインタビューでは、移動式クレーンを中心に、建設資材の運搬から大型機械類の組立・据付まで、全国各地の現場を支えるサイガ様の事業についてお話を伺いました。
最大1,600tのクレーンをはじめとする豊富な機械力を強みに、プラントなどさまざまな現場で活躍される一方、大型クレーンの組立には20日間、大型トレーラー80台が必要になるなど、そのスケールの大きさにも驚かされました。
そのような大規模な現場を支えるうえで、サイガ様が何よりも大切にされているのが「安全第一」という考え方です。現場ごとのルール遵守やヒヤリハットの共有、LINE WORKSを活用した情報教育など、日々の安全への取り組みからも、その姿勢を強く感じることができました。
また、福島第一原発の災害復旧現場に4~5年にわたって携わられた経験についてもお話しいただき、さまざまな現場で培われた経験と技術が、現在の事業を支えていることが伝わってきました。
クレーンや大型機械を稼働させるためには、当然ながら燃料が欠かせません。サイガ様からは「なければ動かない、業務が止まってしまいます」とのお話があり、燃料の安定供給が現場の継続に直結することを改めて実感しました。
三和エナジーについても、旧ヒラオカ石油時代から長年にわたりお取引いただき、「どこの地方にいっても手配していただけること」や、燃料配送会社を探す手間がなくなったことを評価いただいています。
今後も三和エナジーは、全国各地の現場で必要となる燃料を安定してお届けするとともに、急なご依頼にも可能な限り柔軟に対応し、サイガ様をはじめとする建設・インフラを支える企業の皆様の事業を、燃料供給の面から支えてまいります。